#023   ●“A Thousand Winds”「千の風になって」(05/06/28)


コミュニティの集いとして音楽発表会に出る機会があった。
あの痛ましい尼崎列車事故から四十九日目でもあった。
ご遺族を招いた献花・黙祷などの追悼の催しも併せて行われた。
声楽家が哀悼の念を込め独唱した。
その歌詞は、聴く人の心を強く打ち、涙ぐまずにはおれなかった。

IRA(アイルランド共和軍)のテロで命を落とした24歳の青年が、
"私が死んだときに開封してください"と両親に託した手紙に入っていたものである。

原文の詩は、9.11米国同時多発テロで父親を亡くした 11歳の少女によって一周忌に朗読された。
「千の風になって」は、その詩を新井満が日本語に訳したものである。


「千の風になって」 作詞者不詳/新井満日本語詞・新井満作曲

私のお墓の前で 泣かないでください
そこに私はいません 眠ってなんかいません
千の風に 千の風になって
あの大きな空を 吹きわたっています

秋には光になって 畑にふりそそぐ
冬にはダイヤのように きらめく雪になる
朝は鳥になって あなたを目覚めさせる
夜は星になって あなたを見守る

私のお墓の前で 泣かないでください
そこに私はいません 死んでなんかいません
千の風に 千の風になって
あの大きな空を 吹きわたっています

千の風に 千の風になって
あの 大きな空を 吹きわたっています
あの 大きな空を 吹きわたっています
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a thousand winds /Author Unknown

Do not stand at my grave and weep;
I am not there, I do not sleep.

I am a thousand winds that blow.
I am the diamond glints on snow.
I am the sunlight on ripened grain.
I am the gentle autumn's rain.

When you awaken in the morning's hush,
I am the swift uplifting rush
Of quiet birds in circled flight.
I am the soft stars that shine at night.

Do not stand at my grave and cry;
I am not there, I did not die. 


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