#012 ●中之島公会堂リニューアルオープン(02/10/25)
大正ロマンの面影を残す歴史的建築物として市民に広く親しまれてきた中央公会堂が10月25日、リニューアルオープンとして一般公開されました。
秋空の好天にも恵まれ、また初日と言うこともあり、年輩の方を中心に結構な人出でした。
耐震対策だけだと思っていたのですが、内装面でも相当なリニューアルを実施したようです。
全体的にとても明るくすっきりとした雰囲気に、大きく様変わりしていました。
その分、かつての歴史の持つ重厚さが薄れてしまったのが残念です。
それでもあちこちに、リニューアル前の床や壁を博物館のように保存してあり、なかなか興味深く見て歩くことができました。
基本的にはオリジナルデザインを踏襲することに最大限の努力をしているようですが、正面玄関のキャノピーとバリアフリー対策としてのスロープにガラス素材を多用しているところが注目されるところでしょうか。
一般公開の時には気がつかなかったのですが、大集会室の観客席は前列の人の頭がじゃまにならないように千鳥に配列されています。
単純なことですがとても画期的だと思います。
運悪く前列に座高の高い人が座った時など、長時間不自由な姿勢を強いられることから解放されるわけですから。